連日調理場からカニの匂いがプンプンしてるこの頃・・・
舌の肥えてる(肥えてしまった)長男から焼きガニのリクエストが炸裂!もちろん食べさせませんが( ̄ー ̄) 一昨年、たった一度食べさせたカニで味を覚えてしまったようで。彼がいちばん美味しいと思うカニ料理は焼き蟹だそうです^-^;
さて、そんなカニのお話ですが、蟹はカニでも今日は「セコガニ」の話。セコガニとは、松葉ガニのメスです。
念のためお伝えしておきますが、カニを食べに行くと出てくるあの大きなカニは、すべてオスです。

漁解禁のニュースでは、オスの大きな松葉ガニばかり注目されてますが、実は小さなメスがいます。大きさは手のひらサイズ!オスとの大きさの違いがハンパないです!

メスはお腹にたくさんの卵を抱えています。そして資源確保のため漁期が短くなっています。松葉蟹の漁期は11月6日からですが、オスが翌年3月20日までに対して、メスは翌年1月10日で終わりです。
それなのに・・・って感じなのですが、このセコガニ、実は数年前までタダ同然で扱われてましたΣ( ̄ロ ̄lll) いや~これは、カニ界の男尊女卑ですねヽ(`Д´)ノ
「カニ料理=オスの大きな松葉ガニ」と認識されていることもあり、見向きもされなかったセコガニさん・・・。蟹が獲れる地域では、『ご近所さんからよくもらうもの』みたいな位置づけ。お土産やさんでは、大きな蟹を買うとおまけでもらうような。
ただ、知っている人は知っている!このセコガニの美味しさを!!
ちなみに私も大好きです(*´▽`*) なんと言ってもセコガニには、内子と外子がある!


外子は、お腹にこぼれ落ちそうなぐらい抱えてる卵、プチプチしてて美味しいです。内子とは、卵巣で濃いオレンジ色、見た目は…苦手な人もいるかもしれません(^▽^;)でも、私はこの内子が大好き♡温かい白ご飯にたっぷり乗せて食べるのがたまらーん・笑
よく「小さくて食べるところが無い」とか言われますが、生のセコガニ買ってきて茹でたてを食べてみてください!どれだけ旨味があるか分かると思います✨
私は大好きでよく食べるんです…と言いたいところですが、最近はそんなことできなくなりました💦なぜなら、ついにこのセコガニにも良いお値段が付き始めまして(+_+) でも、それで当たり前かなと思います。卵持ってて漁期が短くて…どう考えても貴重です。ちなみに、セコガニという呼び名は土地によって「こっぺがに」とか「香箱(コウバコ)がに」などいろいろ変わります(^^)v